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世界の頂点をめざし、パラスポーツの裾野を広げたい!日立ソリューションズ「チームAUROEA(アウローラ)」の選手・監督が、日常の素顔から大会日記までをお届けします。

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左手と毛糸の手袋

11月17日からフィンランドのSaariselkaで合宿を行っています。

昨年も同じ場所で-20℃が1週間近く続く日があったのですが、今年は最低気温が-10℃代と比較的過ごしやすい日が続いています。
ただ、-15℃近くまで下がったので、吐いた息で服は白くなるくらい寒かったです。

[写真]フィンランドのSaariselkaの様子
(フィンランドのSaariselkaの様子)

寒い中でトレーニングを行っていると最初に痛くなる箇所が左ひじから先です。
私の左肘から先は切断して血流が悪いため、夏に汗をかいていても肘先は常に冷たいくらいです。

夏は良いのですが、冬は非常に痛くて辛いことがあります。

そして寒い時に滑りながらふと思い出したことがありました。

4歳のとき、左手!?がしもやけになったことがありました。

常に左手の先が痒くなっていたとき、母親が私の左手に合わせてダークグリーンカラーの毛糸の手袋を縫ってくれました。

その当時は本当に痒くて、痒みが治まらないことが嫌で、「こんな手袋いらない‼」と言ってしまいました。

そのことを聞いていた母親からは「感謝の気持ちがない」と怒られました。

母親がどんな気持ちで縫ってくれたか、少しでも痒みを和らげてあげようとしたのか...

そのようなことを急に思い出してしまいました。

両親、そして家族の愛情の大切さを改めて考える機会でもありました。

さて、自分自身は子供たちに大人になったときに「こんなことをしてくれていたなぁ」と思ってもらえることができているだろうか...なんてことを思いながらトレーニングを行っています。

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