
2025年03月06日(木)[アウローラ]
ノルディックスキー世界選手権 トロンヘイム2025を戦った選手、監督のコメント
国際スキー・スノーボード連盟(FIS)主催のノルディックスキー世界選手権大会2025のスプリント・クラシカルの決勝を戦った選手、監督のコメントをお伝えします。
■談話
▼川除 大輝 選手
今大会はノルディック世界選手権に初めてパラの部が入って行われた大会でした。
結果は2位と表彰台に上がる事ができましたが、目標としていた優勝に届かなかったので悔しい気持ちです。しかし、スタジアムが全部埋まるくらいの今までにない環境の中で滑ることができた事をとても嬉しく思いますし、光栄に思います。また日本にはない観客の盛り上がりを感じクロスカントリースキーの楽しさも改めて感じる事が出来ました。
今シーズンの大会はこれで終了ですが、来年のパラリンピックに向け自分の滑りに磨きをかけて頑張っていきたいと思います。
サポートしてくださる皆さん、応援してくださる皆さん本当にありがとうございました。
▼新田 佳浩 選手
ノルディック世界選手権大会の中で初めてパラ部門が行われ、予選は4位で通過して、準決勝も2位で通過することができました。
ただ、決勝では自分の思ったような滑りができず6位でレースを終えました。
目標としていた表彰台には届かなかったものの、ノルウェーをはじめ多くの方たちにパラスポーツの面白さ、魅力を伝えることができたレースだったと思います。
これでシーズンは終了しますが、来年はまた表彰台に立つことを目標に頑張りますので、引き続き日本チームの応援のほどよろしくお願いします。
▼阿部 友里香 選手
前日に予選をする初めてのスケジュールで、天候も安定しない厳しい条件でしたがファイナルまで進むことができた自分をまずは讃えたいです。レース自体は課題の残るレースでしたが今持っているパフォーマンスは発揮できたと思います。
この大舞台でレースできたことを糧に今後さらに成長できるよう頑張りたいと思います。
今シーズンもご声援ありがとうございました。
▼長濱一年 監督
現在ノルウェー・トロンヘイムで開催中のFISノルディックスキー世界選手権大会で、昨日と今日2日間に渡りパラ・スプリントクラシカル種目が行われ、日本は男女立位の部に3名を出場させ挑んだ。
男子の川除、新田、女子の阿部は昨日の予選を順当に勝ち上がり、本日の準決勝でも素晴らしい滑りを見せ3人揃って決勝に進んだ。決勝では川除がデッドヒートの末、優勝に後一歩及ばず惜しくも2位、新田も攻める展開を見せ6位、女子の阿部も大健闘し4位に食い込む今季国際大会ベストの結果を残した。
今回FIS健常世界選手権大会に初めて組まれたパラ競技、大観衆の中で競技できた喜びと、結果だけでなく世界中の多くの人たちにパラの魅力を発信できた機会になったと思っている。今回日本を代表して出場した3名は、この2日間悪天候の中、限界を超えたパフォーマンスを発揮し底力を見せてくれたことを高く評価している。
また、これをきっかけに今後同時開催の機会が増えてくれることを望むと共にさらなる飛躍をめざし頑張りたい。2日間たくさんの応援ありがとうございました。
(スプリント・クラシカルのメダルセレモニー)
(川除大輝選手)
(新田佳浩選手)
(新田佳浩選手)