
2025年03月03日(月)[アウローラ]
【速報】ワールドカップ総合3年連続で川除大輝チャンピオン、新田佳浩3位!
国際スキー・スノーボード連盟(FIS)主催のパラクロスカントリーワールドカップファイナルがノルウェーのスタインシャーで開催され、最終日の5kmインターバルスタートクラシカルは雨のため中止となりました。
また今シーズンのワールドカップの総合成績が発表され、川除大輝選手が見事3年連続のチャンピオンに、新田佳浩選手も3年連続3位の表彰となりました。
本日のレースで今シーズンのパラノルディックチームのワールドカップ参戦日程をすべて終了いたしました。全員が無事に大会を終えられたことに皆さまのご支援を感謝いたします。
(ワールドカップ総合のクリスタルトロフィー)
■談話
▼川除 大輝 選手
今シーズン最後の大会はノルウェーのスタインシャーで開催されました。3戦のうち2戦は4位で表彰台に立てず悔しい気持ちで、3戦目に気持ちを入れていたところでしたが、雨で中止になってしまいました。得意種目のクラシカルだった為、表彰台に立てるチャンスがなくなって悔しい気持ちでしたが、年間総合優勝をする事ができたので嬉しく思います。
しかし、まだまだ実力不足な部分がたくさんあるので、来年のパラリンピックに向けて強化をしていきたいです。応援してくださった皆さん、サポートしてくださった皆さん、ありがとうございました。
▼新田 佳浩 選手
今シーズン最終戦のクラシカル5kmは前日からの雨の影響で中止になり、このレースで表彰台を目指していただけに出場できないことは非常に残念です。
ただ、雪不足で大会が危ぶまれた中で、スタッフ、ボランティアの皆様のおかげで大会が行われたことに感謝しています。
また3年連続で総合3位を獲得することができたことは、1人の力ではなくチームスタッフ、そして支えてくれた多くの方がいることを忘れてはいけません。
この場を借りて感謝申し上げます。
3月4日からはノルディック世界選手権大会の中に初めてパラ部門が行われますので、引き続き応援のほどよろしくお願いします。
▼長濱 一年 監督
本日大会最終日はクラシカル5km種目が行われる予定ではあったが、昨夜からの大雨による悪天候でレースが中止となった。我々日本チームにとって得意とする種目なだけに残念な結末でシーズンを終えることになった。
しかし、シーズンを振り返ると、前半戦はチーム全体として選手の調子も上がらず耐える時期を過ごし、1月以後徐々に持ち味を取り戻し、最終的には川除が挽回し3年連続シーズン総合チャンピオンに輝いた。また同じく新田が一昨日の時点で総合4位であったが、昨日のスプリントレースの結果で総合3位の選手を逆転し、3年連続3位でシーズンを終えることができたことは何より収穫となった。
また、最終戦ノルウェー大会に出場した選手全員が最後まで諦めない姿勢で臨み、尻上がりで調子を上げて来ていた様子も伺え評価できる最終戦であった。
シーズンを通じいつも後押しと温かい応援をくださった皆さまに感謝すると同時に、来シーズンはもっと強いチームに成長し再び自信を持ってシーズンを迎えられるよう頑張りたい。
(パラノルディック日本チーム)