
2025年10月01日(水)[新田佳浩]
菅平、湯の丸合宿
9月22日~29日まで日本チームの合宿を行いました。
菅平が約1300m、湯の丸が1750mと比較的高所でのトレーニングでした。
高所トレーニングとは、低酸素環境に滞在することで、体内の赤血球の増加や酸素運搬能力向上といった生理的な適応反応を引き出すことで、パフォーマンス向上を目的としています。
ただ、トレーニング強度の設定によっては、疲労回復の遅れ、睡眠の質の低下などによる競技力の低下といったリスクもあります。
そのため、今回は菅平で少し高所に慣れてから湯の丸に向かいました。
菅平は朝夕になると気温が一桁になるくらい涼しさを通り越して少し寒いくらいです。
それでも太陽が出ると暖かく感じることができ、スキー場でポールジャンプをやっていると黄金色に穂をつけたススキがキレイに見える時期になってきました。
湯の丸でもトレーニングの内容はヒルクライムのローラースキー、トレイルランニング、ポールジャンプが中心で、日によってインターバル形式、ビルドアップ形式など本番のコースを少し意識させたトレーニングも入ってきます。
(クラシカルでヒルクライム)
(スケーティングでスピードトレーニング)
湯の丸には韓国トライアスロンチーム、実業団陸上チームも合宿を行っていました。
ちなみに世界陸上に出場したアメリカの中長距離チームは直前まで合宿を行っていたそうです。
新たな環境や条件を求めて活動するチームがいることで国際交流の場ができることの素晴らしさもスポーツの魅力の1つかもしれません。