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世界の頂点をめざし、パラスポーツの裾野を広げたい!日立ソリューションズ「チームAUROEA(アウローラ)」の選手・監督が、日常の素顔から大会日記までをお届けします。

世界の頂点をめざし、パラスポーツの裾野を広げたい!
日立ソリューションズ「チームAUROEA(アウローラ)」の選手・監督が、
日常の素顔から大会日記までをお届けします。

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夏季オフトレーニングも大詰めを迎える季節

こんにちは!
都内もようやく朝晩の寒暖差を感じられるようになってきているようですね。
さて、スキー部は現在オーストリア・ラムサウにて海外強化合宿を行っている最中です。
トレーニング内容は午前は標高2,700mの氷河で雪上スキー、午後は下界での陸上トレーニングを行い選手は元気に頑張っています。
この夏、ヨーロッパも日本同様に気温の高い日が続いたようで、氷河の雪もだいぶ溶けたようです。
9月は氷河のクロスカントリーコースも閉鎖になっていたそうですが、10月に入って雪が降りスキーコース営業再開と同時に私たちの合宿が始まりました。タイミングがものすごく良かったです。

[写真]新田選手
(新田選手)

[写真]阿部選手
(阿部選手)

[写真]川除選手
(川除選手)

[写真]初日ゴンドラリフト乗り場にて
(初日ゴンドラリフト乗り場にて)

しかし、ここラムサウは何度も訪れている合宿地ですが、やはり感じるのは年々氷河の雪が溶け、今まで雪に埋もれて見えなかった岩が見えていたり、これまで緩い斜面であった部分が氷河が溶けたことで急斜面に変わっていたり、毎年足を運んでいる私には変化が一目で感じ取れました。
数年先はもしかすると氷河でのスキーができなくなる可能性もあり、深刻な問題になっているようです。

[写真]午後のトレーニングの様子
(午後のトレーニングの様子)

[写真]午後のローラートレーニングの様子
(午後のローラートレーニングの様子)

標高2,700mもある低酸素環境でのトレーニングということで、慣れるまではかなり呼吸も苦しく無理は禁物です。
また、初日と2日目は猛吹雪で視界が悪く、悪条件でのスキートレーニングになりました。現在天候は落ち着きつつあります。
高所の低酸素環境を利用し、さらに心肺機能を高め、そして、スキーフィーリングを養い11月中旬からのシーズンを迎えたいと思います。

合宿はこの後も続きますが、氷河合宿は厳しい環境で過ごすため、体調管理には十分気をつけ成果を感じる合宿に出来るよう明日からも頑張ります。

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