articleID:17523;categoryID:476

世界の頂点をめざし、パラスポーツの裾野を広げたい!日立ソリューションズ「チームAUROEA(アウローラ)」の選手・監督が、日常の素顔から大会日記までをお届けします。

世界の頂点をめざし、パラスポーツの裾野を広げたい!
日立ソリューションズ「チームAUROEA(アウローラ)」の選手・監督が、
日常の素顔から大会日記までをお届けします。

ここから本文

Canmore大会と共にカナダ合宿の振り返り

帰国までまだ1週間近くありますが、11月12日からカナダのキャンモアに来ております。

約3週間のトレーニングを行ってから、W杯の初戦に臨みました。

結果は下記の通りです。
クラシカル10㎞インディビジュアル:5位
フリースプリント:11位
クラシカル10㎞パシュート:5位

インディビジュアルというのは、30秒おきにスタートする伝統的なクロスカントリースキースタイルです。

スプリントは予選のタイムを基に準決勝、決勝と係数をかけてスタートし、ゴール順に結果がわかるシステムを採用しています。

パシュートというのが、インディビジュアルのタイムを基にスプリント競技のように、障害の係数順にスタートして、ゴールした順にそのまま順位が決定するという形式をとります。

[写真]スリーピークス
(スリーピークス)

W杯の結果が良かったかどうか!?ということは一言では言えませんが、「難しかった」という表現が適切だったと思います。
正直、私のクラシカル技術や調子がBestという位置ではありませんが、Betterといった状態で臨めたと思っています。

クラシカルでは両方共に5位という順位でしたが、トップとはかなりのタイムをつけられました。

これはパラ競技独特!?の問題だと思っていますが、クロスカントリー競技においてはコースレイアウト、雪質などの条件によって大きく結果が変わってきます。
特にスタンディングクラスのように上肢下肢など様々なクラスが存在するグループでは、このような問題が今後発生するように思います。

それでも今まで決められたルールで戦っている以上言い訳はできません。

どんな条件でも勝つことが強い選手であり、速い選手でもあります。

純粋に、私は力不足だったとしか言いようがないです。

それでも、少しでも可能性があるならチャレンジしていく。

それがパラスキーヤーでもあると思っています。

苦しいからこそ、改善点が見えてくることもあります。
だからこそのスキー、スポーツの難しさであり、奥ゆかしさでもあります。

いつまでできるかはわかりませんが、私自身の挑戦は続きます。

[写真]レース中の新田選手

数週間前にカナダのMark選手と話をしていたら、彼はパラ20年の節目だそうです。

私は...29年。

Mark選手からはもう1年やるの!?僕は2030年のフランス大会までやるから、フランスにいつでも来ていいよ!!と言われました。

おいおい、そこまで続けられるかわからないよ・・・と思いましたがそんなことを言い合えることに感謝しかないです。

[写真]2012年にBrian,Mark選手と共に
(2012年にBrian、Mark選手と共に)

そして自宅にも来てもらいました。

[写真]自宅でBrian,Mark選手と共に
(自宅でBrian、Mark選手と共に)

関連記事
【速報】ワールドカップ10kmマススタートで、川除4位、新田5位、阿部5位!
ワールドカップキャンモア大会スプリントフリーを戦った選手の皆さんからのコメント
【速報】ワールドカップ スプリントフリーで、川除大輝選手が2位!
【速報】ワールドカップ初戦10kmクラシカルで川除4位、新田5位
ワールドカップ第1戦カナダ大会を前に、新田、阿部、川除選手、長濱監督のコメントが届きました