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世界の頂点をめざし、パラスポーツの裾野を広げたい!日立ソリューションズ「チームAUROEA(アウローラ)」の選手・監督が、日常の素顔から大会日記までをお届けします。

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新田佳浩 悲願の金メダル

障害者スキーワールドカップ ファイナル戦 カナダ大会(第2日目)
クロスカントリー競技 クラシカル ロング


新田佳浩、4年ぶりのV! 強豪を破り悲願の金メダル。


[写真]新田佳浩 クラシカル
10km地点、雨の中レースが行われた。
新田は、トップを守りながら奮闘した。


3月11日(日)、障害者スキーワールドカップ(W杯)カナダ大会の第2日目、クロスカントリー競技ロングレースが行われた。


男子立位の新田佳浩(日立システム)は、55分58秒2で優勝。2位にハーゲン(ノルウェー)、3位にイルカ(フインランド)、4位にクック(アメリカ)が入った。


レースは激しい雨の中行われた。スタート時間を2時間遅らせて、11時からのスタート。20kmを6.3kmのコースを3周するコースで行われた。1周目、トリノパラリンピックのメダリストらと新田選手が秒差で、3位で通過、後半、ペースをあげトップを守りながらゴールした。
新田選手は2003年世界選手権大会優勝以来の金メダルで、クラシカル競技ロングでの優勝は初めて。2010バンクーバーパラリンピックへ向け、好スタートすることができた。同じクラスに出場した瀧上賢治(中京大学)は13位だった。


女子立位の太田渉子(日立システムJSC)は、15kmクラシカルで50分29秒1で2位に入った。1位はカタリーナ(ポーランド)で48分22秒5だった。
出来島桃子(新発田市役所)は4位、表彰台へは届かなかったが、健闘した。


[写真]太田渉子 クラシカル

[写真]太田渉子 クラシカル滑降
15kmクラシカル 太田渉子 


女子シットスキーの近藤さつき(日立システム)は、10kmレースで、1時間00分34秒9で3位。優勝はコレット(カナダ)で39分08秒4だった。


女子視覚障害の平沢知緒理(日本福祉大学)は15kmクラシカルで、1時間18分54秒7で6位だった。井口深雪(日立システム)は出場していない。


激しい雨の中、日本選手は最後まで奮闘した。他国チームがワックスに苦しむ中、横山・吉岡・若井コーチらのワックスチームが滑るスキーを作ってくれ、上り、下りとも万全の態勢で臨めた。


この日も、金1、銀1、銅1の活躍で、日本チームの健闘が光っている。


残り2レース、体調に注意し頑張りたい。