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2008年8月26日(火) [荒井秀樹]
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世界覇者クリスに挑む久保

2008年8月26日(火)  [荒井秀樹]

熱く燃えた北京五輪。
そのとき南半球の真冬のニュージーランドでスキーマラソンレース「メリノマスター」が行われた。


このレースに2008ワールドカップドイツ大会ロングレースの覇者クリス選手(米国)と日本の新鋭久保がガチンコ勝負を挑んだ。


世界のトップ選手のスピードを肌で体験できる貴重な経験になる。
なぜかと言うと、通常のクロスカントリースキーレースは、シングルスタートで30秒間隔で一人ずつのスタートで行われるが、今回のスキーマラソンは、マススタート(一斉スタート)で行われ、クリス選手と一緒にスタートできるからだ。


[写真]メリノマスター スタート


こんなチャンスはめったになく、クリス選手のストロークやスピード、コース取りをしっかりと学ぶことも出来る。
とにかく「ついて行けるところまでついて行く!」単純明快な作戦だった。


久保は初参戦した昨シーズンのノルウェー大会、クリス選手に5kmレース約1分の大差をつけられていた。
1km当りに換算するとクリス選手が3分11秒。久保が3分24秒。
ようするに、1km走るごとに13秒の差をつけられていることになるのだ。


[写真]クリスを追う久保


そんな久保が、積極的にレースを展開した。
3km付近で一旦大きく離されたが、再び追いつき7km付近までクリス選手を苦しめた。

しかし、続く登りの入り口、一瞬ひるんだ久保をみて、一気にスパートをかけるクリス選手。


[写真]7km地点 引き離すクリス


最後まで諦めず、歯を食いしばり、21kmを2分差でゴールした。
クリス選手が1km平均3分26秒、久保が3分32秒だった。
21kmを走り、1kmを6秒まで詰めていた。


「クリスのパワーに圧倒されちゃいました・・・」と言う久保。
しかし、筋力もスピードでも優っているクリス選手に、
必ず勝ってみせると、決意を新たにしたにちがいない。


なぜなら、翌日の休養日のことだ。
散歩に出かけようと外に出ると、
久保は階段を利用して、筋力トレーニングしていた。
僕は思うのだ。
そんな者こそに、勝利の女神は微笑みをしてくれる、と。


[写真]懸垂する久保


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コメント

コメントありがとうございます。地元に戻ると疲れがふっとびます。必ずいつかは勝てると信じてやっていきたいと思います。

コメント

最後の写真にちょっと感動してしまいました。かっこよすぎます。
久保選手の地元から、心より応援しています!!

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