2008年12月19日(金)[新田佳浩]
勝つということ
本日の練習は、3時間走だった。走破した距離は45km。最後の1時間は17kmを滑ることができたので、充実したトレーニングを行えた。
走りながら、技術を考えてしっかり滑れているか、ペースは落ちてないか、などなどを考える。
しかし時間をこなしていくと、登りでは足が辛くなり、平地では腕が辛くなる。そんなとき少し歩こうか・・・と思ってしまう。
でもそこで、「自分自身に負けていないか?」と思うようにしている。
ワールドカップ、世界選手権、そしてパラリンピック、多くの選手が必死に勝利を求めてトレーニングを行っている。そういった選手に勝つためには、まず自分自身に勝たなければならない。
勝つということは、相手に勝つことよりも自分自身の弱い心に勝つことだと思う。
数年前にスケートの清水選手と話しをさせていただいたとき、「自分で限界を作らない。限界を自分で作ってしまうと、人間は楽なほうに行って、成長を止めてしまう。」という言葉が印象的だった。
私もそのような想いをもった選手でいたいと思う。