2009年03月17日(火)[荒井秀樹]
ボランティア
ワールドカップ最終戦カナダ大会はバンクーバーアイランド・マウントワシントンで行われた。
最終戦にふさわしく白熱したレースが連日展開された。
そして、この大会を支えているのは、バンクーバーアイランドに住む多くのボランティアの皆さんだ。
ほんとうに良く活動をしていた。
(ボランティア受付風景)
(フードテントのボランティア 選手たちを元気づけてくれた)
(朝食はボックスで、ボランティアの人たちが詰めてくれた)
日本では、スキー連盟やスキークラブが競技を運営し、ボランティアの方たちは、その補助サポートだったり、選手たちの生活面のサポートが多い。
でも、ここでは、競技運営役員もボランティア募集をし、なんと大会期間中約350人の人たちで運営していた。クロスカントリーのコース係や関門係、タイミングもボランティアの方たちだ。
だから、ほとんど大会費用がかからないと言う。
(写真:競技役員も市民ボランティ)
(ペナルティーループ周回チェック係もボランティア)
交通費を負担しても、参加したいと言っていた。宿舎と会場を結ぶドライバーボランティア。早朝から夜遅く、とても大変な仕事だ。
なぜ、みんな誇りと笑顔でボランティア活動をするか。
期間中、二つの事を目撃し、理解できた。
それは、応援に来た子供たちに、ボランティアの人が、学んだパラリンピックやレースのルールを説明していた。
子供たちも真剣に聞いている。
これだ。
ボランティアの人たちも、主人公だ。
(子供たちに説明をするボランティア)
そして、もっと驚いたのは、
ボランティアの仕事ぶりを子供たちに説明し、
激励に来ていたことだ。
子供たちの歓声が上がり、
ボランティアの人たちもうれしそうに手を振っていた。
そう、ボランティアの活動ぶりを、必ず子供たちが見ている。
そんなボランティアの方たちの背中を見ながら、
きっと子供たちも、ボランティア精神を受け継いでいくのだろう。
僕は、カナダのボランティ活動に深く感謝した。
(ボランティアを激励にくる小学生たち)