2011年01月27日(木)[太田渉子]
フィンランド・ワールドカップを振り返って
フィンランド・ワールドカップ結果
・クロカン スプリント1,2㎞ CT 2位
・クロカン パシュート2,5㎞/5㎞ CT 2位
・クロカン ロング15㎞ FT 4位
(パシュート表彰式)
昨シーズン後、拠点を東京に移し、夏の陸上トレーニング重点に取り組みました。雪上のトレーニング日数が浅いことへの“不安”は、初戦になくなりました。
15日スプリントは、-20℃以下のため屋外からスキートンネル室内にコース変更がありました。想定の範囲内だったので、コース変更は動揺せず、逆に自信を持つことができました。先行逃げ切りの作戦通り、準決勝まで楽に進むことができました。決勝は、上りのピッチが上がらないと痛感し、バンクーバー同様2位という結果に苦笑いでした。
18日パシュートは、今回初めて採用された種目でした。ペース配分が難しく、実力のある者しか勝てないと思います。予選は2,5㎞リレーより遅い、5㎞レースより速いペース配分で臨み、トップから16秒差2位につきました。決勝は1周目で追いつけるかが勝負のカギだと考えたので、スタートから飛ばしました。“追いついては離される”の繰り返しは、私の気力・体力を1周目で消費してしまいました。勝つつもりで臨み負けた決勝は、多くを学ぶことができました。
20日ロングは満足できるレース内容でした。5㎞コースx3周の周回ごとに徐々に気持ちとペースを上げることがき、ゴール後動けなくなるまで体を追い込むことができました。課題はレース中の冷静な判断をし、コース取りを上手くすることです。
最後となりましたが、大会を運営してくれたIPCやホームタウン・Vuokatti、ボランティアの方々に感謝します。また、日本からのたくさんの応援ありがとうございました!
大会シーズンは練習時間・量が減るので、体調管理や補強トレーニングを積極的に行いたいです。そして、2月5日・6日のジャパンパラリンピックや2月15日からのスウェーデン・ワールドカップに合わせ調整していきます。