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世界の頂点をめざし、パラスポーツの裾野を広げたい!日立ソリューションズ「チームAUROEA(アウローラ)」の選手・監督が、日常の素顔から大会日記までをお届けします。

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日立ソリューションズ「チームAUROEA(アウローラ)」の選手・監督が、
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太田渉子スプリント2位

2011シーズンの開幕戦。
各国の監督やコーチたちと握手をして再会を喜んだ。
フィンランドは-25℃、会場が屋外から急遽、スキートンネルに切り替わった。


スキートンネルは-7℃で暖かい。
クロスカントリースキーに重点をおく新田佳浩と太田渉子は、スプリントレース1.2kmクラシカルに出場し、太田渉子が今季初の表彰台、2位。
新田佳浩は5位に入賞した。


[写真]ゴールした太田渉子と
(ゴールした太田渉子と)


このレースは、予選を走り上位16名が勝ちあがる。
4人1組で準々決勝を戦い上位2名が勝ちあがって、準決勝、決勝と進む。
一斉スタートだが、障害の違いがある場合は、障害をタイム差にして、時間差でスタートする。
障害の重い選手が先にスタートし、障害の軽い選手が追いかけるレースだ。


[写真]決勝の4選手
(決勝の4選手(左からマイヤ(FIN)、アレーナ(RUS)、太田、アンナ(RUS))


新田は、予選を6位で通過、準決勝でドイツのティノ選手に足の差で敗れた。
太田は、順当に勝ち上がり決勝へ進んだ。同じ片腕障害選手4人が並び、決勝は一斉スタートになった。
前半トップに立ったが、折り返しでロシアのアンナ選手に逆転を許した。
悔しい2位になったが、日本から応援を頂いている皆さんに感謝したい。
明日の16日は、予定を変更され、シットスキーパシュート5km、久保恒造が出場する。


[写真]スプリント決勝の走り
(スプリント決勝の走り)


[写真]スプリント決勝の走り


[写真]スプリント決勝の走り


[写真]スプリント表彰式
(スプリント表彰式)


■太田渉子の談話
今日のレースは、予選、準決勝では、先行逃げ切りで余裕を持ってレースに臨むことを想定していたが、想定通りのレース展開ができた。
決勝は、同じ障害を持つ4人の一斉スタートという事もあったので、最初から飛ばして、最後はバテてもいいと思ってレースに挑んだ。しかし、登りでピッチを上げられず、優勝したアンナとの体力差を痛感した決勝だった。
結果についてはうれしいけど、バンクーバー同様、また2位だったという思いもある。登りのピッチをいかに上げていけるかが今後の課題である。
ホームグランドとも呼べるこのヴォッカティでのレースに、お世話になった人や友人がたくさん応援に来てくれた。その人たちの期待に対して、元気な姿を見せることができて嬉しかった。
また、会社、地元、友人など、日本から応援してくれている多くの人の声援が力になりました。応援ありがとうございました。また、良い報告ができるように次のレースも頑張ります。


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