2011年01月11日(火)[荒井秀樹]
最高気温がマイナス21℃の予報
ヘルシンキに到着し、ここから北へ飛行機で1時間、カヤーニ空港に向かう。
新田佳浩が、「荒井さん、14日の天気予報、最低気温-26℃ですよ」と心配そうな顔で教えてくれた。
対応するワックスを用意しなければならないし、防寒対策も必要になってくる。
そして、もっと驚いたのは、
「最高気温、何度か知っていますか?」と新田くん、
「まさか最高気温が-20℃とかじゃないよね・・・」と答えると、
「-21℃」
「さすがフィンランド」としか言いようがない天気予報だ。
レースは-20℃以下の場合、スタート時間を延期するか中止される。
気温の上昇を待って再開させる場合が多い。
厳寒のレースは選手たちの健康問題、凍傷や肺がやられる危険性があるからだ。
特にパラリンピック選手たちは、切断箇所や脊髄損傷の下半身、感覚がない選手も多いので、凍傷には十分に気をつけなければならない。
以前、新田佳浩がシットスキー選手のためにアルミ箔でできた防寒用品を買ってきて、長田弘幸選手や久保恒造選手の下半身を巻いていた。
みんなして知恵をだしあって防寒対策に臨みたい。
(カヤーニ空港に到着、フィンランドの雪が歓迎してくれた)