2011年06月04日(土)[新田佳浩]
【もがく】
先日、スポーツクラブに行ってトレーナーの方と話をしているときに、『これをやったら強くなれる。なんていうトレーニングなんてないよなぁ。』、という話になりました。
スポーツ選手は新たなトレーニング方法、技術ポイントの変更、環境の変化などを行って、何とか強くなろうとしている。
私は、【とにかく走る】ということをテーマに、脚力と心肺機能をアップさせようとランニングを中心にトレーニングを行っていますが、『必ず強くなる』というわけではない。
けれど、新たな自分になるため日々トレーニングを行い、見えない相手(それは昨日の自分かもしれないし、ライバルかもしれないが・・・)に負けないようにと思って闘っている。
それは客観的に見るといつも【もがいている】ように思う。
【もがく】という言葉を辞書で調べると、このような意味が出てくる。
1. 手足を振り動かしてもがく。じたばたする。
2. 活路を見いだそうとして必死になって努力する。あくせくする。
3. 馬などが前足で地面をかく。また、そのようにして進む。
4. いたずらをして暴れ回る。ふざける。
決してゴールは見えないが、見えないゴールを目指してもがく。
それが「スポーツの魅力」だと思うし、スポーツを続けられる魅力だと思う。
とにかく選手であるうちは、「とにかく強くなろう」ともがく日々が続くんだなぁと改めて感じました。
(競技場の写真)