2013年05月09日(木)[新田佳浩]
収穫のあった旭岳合宿
今年のゴールデンウィークは、例年通り旭岳で残雪合宿でした。
例年と違うのは、2つ。
まずは、カナダのパラ選手であるBrian選手とMark選手が指導してくれたことです。
(Brian選手とMark選手)
1日の流れは基本的に午前、午後、そして夜に講義。
合宿当初はクラシカル、スケーティングのそれぞれのテクニックを確認。
そこから徐々に実践的にトレーニングを行いました。
スケーティングはタイミングや身体の使い方など修正するポイントはあるものの、クラシカルは基本的に問題ないとのこと。
日本チームのコーチ陣、そして自分自身もクラシカルのテクニックに関しては自信を持っているので、そのあたりの感覚的なズレがなかったことにはちょっとホッとしました。
ただ、技術的に問題がないのであれば、足りないのは技術を維持する筋力、持久力。
それをどこまで引き上げることができるかどうかがポイントです。
そして夜の講義では興味深かったのは、トレーニング内容に関しても決まりきったマニュアルはなく、客観的に自分自身を分析すること。
コーチやいろいろな人とコミュニケーションを取ることでいろいろなヒントがあるということ。
そんなことを話している2人の選手兼コーチの話を聞いていると「競技力向上に必要なのは、能力だけでなくいろいろな人を巻き込んでいく人間力なんだなぁ」ということを痛感させられました。
そして例年と違う2つ目は、雪質です。
5月上旬にもかかわらず、連日の雪・・・
数年に1度は雪が降ることもあるのですが、この時期に連日の雪は初めての経験でした。
良い条件だったからこそ、良いトレーニングは出来たのですが、あまりにも寒くてビックリしてしまいました。
これからまた陸上トレーニング。
今回の合宿を今後のトレーニングの糧にしたいと思います。