2015年05月15日(金)[荒井秀樹]
金メダリスト新田佳浩選手との出会い 全国中学校スキー大会に出ていた片腕の中学生
会社で荷物の資料を整理していたときに、懐かしいものが出てきました。
1996年2月、長野オリンピック・パラリンピックの競技委員長 和田光三さんとスウェーデンで開催された障がい者スキーの世界大会に視察に行った時のこと。
まだ世界大会に出られるような日本選手はおらず、「2年後の長野パラリンピック、日本代表の選手はいるの?」と心配されていました。
そんな時に、和田さんから「全中に片腕の生徒が走っていたな」と教えてもらいました。
帰国してから、全中(全国中学校スキー大会)のリザルトを取り寄せて、片腕の中学生を探しました。
その時のリザルトが、出てきたのです。
このリザルトがなければ、新田佳浩選手という金メダリストは生まれていなかったかもしれません。
人との出会いは、本当に不思議です。
資料を整理しながら、当時のことを思い出していました。