2022年06月09日(木)[新田佳浩]
北京後の活動のご報告
ご無沙汰しております
北京パラリンピックでは様々な方から応援いただき誠にありがとうございました。最高のパフォーマンスを発揮できたか!?と言われるとそのように思わない部分もありますが、その時の全力を尽くせたと思っています。
一部報道で引退ということを言われましたが、まだ引退しません。
もちろん、世界で戦える選手でありたいという気持ちはありますが、パラリンピックでメダルを獲得する選手であり続けるという私の役割は川除選手に引き渡せたと思っています。
ただ、川除選手だけに頼るチームというのはチームとして強化されていないので、私ができる役割の中でチームを引き上げていきたいと思っています。
当然、引退したわけではないので、トレーニングを行っておりますがモチベーションが上がらないのも事実です。
まずは、徐々にトレーニングを行いながら、様々なアプローチを行っていきます。
その1つが、【大会に積極的に出場する】ということです。
4月には善光寺ラウンドトレイルに出場してきました。
結果はイマイチでしたが、久々の大会の雰囲気を楽しみました。
(善光寺ラウンドトレイルに出場)
そして5月中旬の日立合宿では、川除選手と一緒に滑る場面もあれば、阿部選手と一緒に滑ってチームの一体感を高めることを行いました。
そして5月29日には愛知県で行われたローラースキーの大会に出場して、そのあと普及のイベントと講演を行ってきました。
(講演の様子)
(普及イベントで様々な方と交流)
健常者・障害者という言葉がありどうしても隔たりがあるように感じてしまいますが、今後ノーマライゼーションを醸成していくうえで、同じ志をもった仲間がいることが非常にポイントになると考えています。
「身体を動かすことが好き」「おいしいものをいろいろな仲間と楽しむ」そんな共通ワードがあればつながることもあると信じています。
今回の交流会ではそのようなことを少しでも伝えることができればよいかなぁと思いながら講演させていただきました。
そして、先週末は【バターになったトラ競走】という大会です。
前回の善光寺ではトレイルランニングを楽しむということを考えていたのですが、スタート前長男から「今回は5位まで商品がもらえるから、絶対手を抜かないでね!!」と言われ久々に全力で走りました。
2㎞×5周の10㎞でしたが、最初は3位でしたが、後続に追いつかれながら後半までプロトレイルランナーについていき、何とか5位でフィニッシュ。
(バターになったトラ競走レース中の写真)
長男は私から遅れること5分...徐々に追いつかれてきていますが、しっかり走ったから!?なんと特別賞のジェラートをいただきました。
苦しい中でもしっかり追い込み、そしていろいろな仲間と出会うことができることが大会の魅力でもあります。
大会後は私の好きな、「お好み焼きとりんご」を作ってもらったので、しっかり食べてきました。
(お好み焼きとりんご)