
2025年02月02日(日)[アウローラ]
ワールドカップ・イタリア 大会スプリント1km新田佳浩選手、阿部友里香選手、長濱一年監督のコメント
国際スキー・スノーボード連盟(FIS)主催のパラクロスカントリーワールドカップ・イタリア ヴァル・ディ・フィエンメ大会のクロスカントリースキー・スプリント1kmクラシカルで3位に入った新田佳浩選手、6位入賞の阿部友里香選手、長濱一年監督のコメントをお伝えします。
■談話
▼新田佳浩 選手
本日からW杯第2戦がパラリンピック本番の地でもあるVal de Fiemmeで行われました。
今回はパラリンピック本番を意識して高所トレーニングを行っていたこともあり、良い状態でレースに臨むことができました。海外選手に比べると平地で遅れをとることが予想できたため、登りでいかにリードするかが重要だと考えていました。
決勝では、同じクラスの選手に平地で遅れてしまいましたが、勝負所の登りで引き離せたことが今シーズン初の表彰台に繋がったと思います。不安定な天候の状況でも最高の板を仕上げたワックススタッフ、そしてコースで情報、応援してくれたスタッフ、選手の存在も非常に大きかったです。
明日はクラシカル10kmなので、またチーム一丸となって各選手がベストを尽くせるように頑張ります。引き続き応援のほどよろしくお願いします。
▼阿部友里香 選手
今回はハードスケジュールでの大会参加で会場は標高も高く、不安が残る中でのスタートでしたが、国内にいる時から出来る限りの準備をしレースに臨むことができました。
レースは予選からしっかり滑ることができいい位置でのスタートを切れました。セミファイナル、ファイナルとレースを重ねるごとに雪面が緩くなり、足を取られてしまい思うような滑りができなかったのが悔やまれます。
これからまだレースは続くので、しっかり準備をして頑張りたいと思います。
▼長濱一年 監督
本日イタリア・プレ大会初戦クロスカントリー競技スプリント・クラシカル種目が行われ日本は男子座位、男女立位、男子視覚の部に13名(ガイド1名含む)を出場させ挑んだ。
日本チーム最高順位は男子立位の部に出場した新田の3位で今シーズン日本チーム最初のメダルを獲得した。新田は予選から決勝まで落ち着いた滑りとこれまで長年積み重ねてきた経験を活かし、レース中盤にある200mほどの登りに勝負どころをおき一気にライバルを突き放す作戦。トップスピードに切り替えるタイミングも冴えており素晴らしい滑りを見せてくれたと同時に、2026年本番に向け良いイメージを掴んだと思う。
なお、川除も順当に決勝まで進み決勝でもゴール手前50mまでメダル争いのデッドヒートを繰り広げたが惜しくも4位に終わった。
また、女子立位の阿部も決勝まで勝ち進み6位と健闘し、久しぶりに勢いを感じ収穫のあるレース内容であった。
新田がメダルを獲得したことでチームを活気づけてくれたので、この勢いを切らさず明日のレースでもチーム戦力を発揮し頑張りたい。
(新田佳浩選手)
(阿部友里香選手)
(川除大輝選手)