
2009年11月19日(木)[荒井秀樹]
久保恒造、北海道新聞に掲載される
フィンランドで合宿中の久保恒造、北海道でのトレーニングの様子が北海道新聞で紹介された。
美幌では、主に持久系のトレーニングとして車椅子マラソンのレーサーで身体をつくっている。
北海道新聞記事をノルディックスキー日本チームのホームページにアップしていますので、ご覧ください。
http://homepage2.nifty.com/japan-team/09-10/press/20091024kubo.pdf
(PDFが別窓で開きます。237.8KB)
久保恒造の射撃トレーニング、最終段階の重負荷トレーニングに入った。
登り坂を全力で登りきり、心拍数がどんどん上がっていく。
そして、その下り坂。呼吸調整をいれながら、トップスピードで下っていく。
(登り坂を行き、下ると射場がある。心拍があがる。)
射場に入ってきた。大きいフォームで射座に向かう。
すでに、的(てき)をにらみ、目を離さない。
(射場に戻ってきた久保恒造。この時から的(てき)を見ている。)
射座に着く。
正面から的(てき)を見る。心拍は170前後だ。
(的(てき)から目を離さない。)
すぐに伏せ撃ちの体勢をとる。
この時に、コーチからライフルを受け取る。
パラリンピックだけの特別ルールだ。
初弾まで15秒、昨シーズンは25秒かかっていた。
(伏せ撃ちの体制に入る。)
ライフルを固定するスリングをつける。素早く、何回も繰り返す。
そして重要なことは、無駄のない同じ動作を筋肉に記憶させていくことだ。
(スリングをつけ固定する。)
射座到着から5弾撃発まで25秒前後で撃ち抜く。
1発ごとに1呼吸を入れ、リズムが大切だ。
阿部コーチの「3,4,5・・」と
秒読みの声が緊張感を高めていく。
「満射!!」
(阿部コーチの秒読みが響く。)
撃ち終わると、すぐに起き上がりコースへ戻っていく。
しっかり前傾をかけ、すぐにトップスピードへ持っていく。
(撃ち終わると素早くコースに戻る。1秒も無駄に出来ない)
本格的な冬到来のフィンランド。
本当に寒い。
しかし、このトレーニングを何回も、何回も繰り返す。
3月のバンクーバー。
あと110日。
何回も、何回も繰り返す。