
2009年12月18日(金)[荒井秀樹]
海外選手の強さ
北欧のレースは、寒さ対策も必要だ。
今日のレースは、快晴。寒さも一段と厳しかった。
太田渉子も7位と精彩がなく、走れていない。
内容も悪く、タイム差、身体の動きも悪い。
(タイマーを動かして、選手を待つ)
持ち味の切れのあるスケーティングをイメージして、
後半戦を戦ってほしい。
バイアスロンは、
各国とも射撃のレベルが向上し、
より僅差の戦いとなっている。
だからこそ、スケーティングの走力が勝敗を決める。
(風の強い日、自然の凄さがわかる)
(持ってきた水が凍っていく)
そんな中、なぜロシアは強いのかが、よく分かる。
シットスキーの新人が、指が凍り動かなくなった。
汗で濡れて、凍った手袋を交換し、コーチの手袋をつけている。
最後まで、あきらめないで走って行った。
(指が凍って、動かなくなったロシアの選手)
両腕に障害のあるロシアのコンスタンチン選手は、
な・な・・なんと、
手袋をせずに走っている。
出身のシベリアの極限の寒さを知っているから、
これくらいの寒さは、寒いうちには入らないのだろう。
凄い奴だ。
(ロシアの選手、手袋をしていない)
彼らは、今、代表の座を争う真っ最中。
選手50人近くが参戦し、競っている。
そんな生き残りの戦いをしている選手と、
今の日本選手の気合いを比べたら、
もう、その時点で負けているとしか、言いようがない。
「根性だけでも負けないぞ」という気迫が必要だ。
ノルウェー大会の後半戦、バイアスロン2レース。
日本選手のガッツある巻き返しに期待したい。