2010年03月30日(火)[荒井秀樹]
バンクーバーで証明した長田弘幸、久保恒造の底力!
バンクーバーパラリンピックでの大きな特徴の一つに、
シットスキーの急速なレベルアップ、レースの高速化がある。
この理由は、脊髄損傷の選手が多かった時代から、切断などの座位が安定した選手が主流の時代になってきているからだ。
特に、ロシアのシットスキー軍団は、まさにそうで、世界最強。
しかし、このロシアを破るとしたら、日本の久保恒造と言われてる。
2年間で、よくここまで成長したし、車いすマラソンで鍛えた身体能力を最大限に生かしきれば、勝てる要素はいっぱいある。
各国の監督からも高い評価の久保恒造。
バンクーバーでは入賞できる実力をつけた。4年後は、必ず表彰台を狙える。
長田弘幸は、2006右肩手術から1年間のリハビリ、そして、世界トップクラスの射撃力と力強い走力を取り戻した矢先の昨年9月、右目の怪我。
まさに満身創痍で、長田弘幸の生き方は、怪我との戦いだった。
しかし、へこたれない長田弘幸の精神力で復活することができた。
日本のクロカンチームのキャプテンとして、チームを引っ張り、久保恒造を育ててくれた。
久保恒造が、一番信頼する人だし、なによりも僕が、人間長田弘幸を尊敬している。
バンクーバーでも、周りに影響されず、淡々と自分の役目をこなしていた。
最高のキャプテンだ。
(日立システムスキー部アウローラのメンバー)
チーム揃っての写真。笑顔のすてきな仲間たちに、僕は、うれしい。
挫折と復活、人間らしい生き方を歩む仲間たち。
僕は、このグレートな仲間たちに、最大の拍手を贈りたい。
バンクーバーパラリンピックで応援を頂いた全ての皆さん。本当にありがとうございました。
選手たちは、あらん限りの力で、よくぞ戦ってくれました。心から、お礼を申し上げます。
3月30日(火)に、スキー部バンクーバー報告会が本社で行われる。
メダリストへの賞賛とシットスキーへの熱い感動の渦で、僕にとっても、忘れられない日になるだろう。