2014年02月21日(金)[荒井秀樹]
ソチオリンピック選手たちに送りたい言葉
ソチオリンピックをテレビで応援していて、選手たちに送りたい言葉があった。
それは、パラリンピック日本選手団の結団式、団長の荒木雅信先生の言葉だった。
荒木先生にはトリノからクロカンチームのメンタルコーチをお願いしている。怪我が続き、本番に不安がっていた小林深雪選手を蘇らせ、見事、金メダルを取ることができた。
ソチ本番に向けても、メンタルトレーニングを積んでいる。
(結団式前の打合せ中の荒木先生)
荒木先生は、結団式の挨拶で、
「目標はゴールですが、目標設定はスタートです。設定しただけで満足しないで、それを達成するために、選手団の一人一人が、今、何をしなければいけないか考えて行動しましょう。」と語り、
「レースは、ライバルとの戦いであると同時に、自然環境との戦い、自分との戦いです。決して、良いコンディションの中でのレースばかりではないと思います。」
「レース前に心臓の高鳴りを経験したら、その高鳴りをレースに有害なものと思わず、高鳴りをそのままにして、状況を受け入れてください。これを、仏教では『静慮(せいりょ)』といいます。
スポーツ選手は、身体的にも心理的にも極限の状態で戦う、挑戦することは、当たり前のことです。
代表選手20名全員がそれぞれの目標が達成できるように、ベストを尽くして欲しいと思います。」と私たちに語ってくれました。
全てを受け入れる心、「静虜」。
15日、クロカン&バイアスロンチームはイタリアへ第1陣が出発しました。
さあ、頑張ろう!!