2017年02月20日(月)[新田佳浩]
12年ぶりの表彰台
2年に1度行われる世界選手権は、パラリンピックの次に大きな大会と位置付けられています。
そのため、各国の選手はこのレースに照準を絞ってきます。
私は、踵や手の甲の腱鞘炎で2大会出場していなかったので、久々の参戦でした。
このドイツ大会での目標は、「クラシカルロング」で最大パフォーマンスを発揮することでした。
ドイツに来た当初は気温も低くコースのバーンも硬かったのですが、徐々に気温も上昇して、コースコンディションが日々変わってくるような状況でした。
クラシカルロングの当日は朝からプラス気温だったため、脱水症状対策として、レース前、レース中もしっかり水分を取るように心がけました。
前半は余裕を持ちながら、大きなフォームで滑ることを心がけていました。
中盤までは5選手が秒差の争いだったため、とにかく気持ちを切らさないで我慢の滑りでした。
(レース中の様子)
2位で最終ラップに入ったのですが、最後はフィンランドのイルカ選手に競り負けて、3位。
トップを狙っていたレース、そして最後競り負けてしまったのは、自分自身が「もっとできる」「まだまだ限界ではない」という気持ちがなかったからだと悔しい思いもしました。
それでも、12年ぶりに世界選手権で表彰台を獲得できたことは今後につながります。
(セレモニーの様子)
3月にはピョンチャンのプレ大会があります。
パラリンピックでも予定されているクラシカルスプリントがあるので、そこでもう1度表彰台に立ちたいと思います。