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世界の頂点をめざし、パラスポーツの裾野を広げたい!日立ソリューションズ「チームAUROEA(アウローラ)」の選手・監督が、日常の素顔から大会日記までをお届けします。

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ワールドカップアメリカ大会を終えた川除選手、新田選手、長濱監督からのコメントをご紹介

国際スキー連盟(FIS)主催のワールドカップアメリカ大会を素晴らしい成績で終えた川除大輝選手、新田佳浩選手、長濱一年監督からのコメントを紹介します。
本日の20kmフリーでは川除選手が優勝、新田選手が6位に入賞。また、今シーズンのワールドカップ総合で、川除大輝選手がシーズンチャンピオン、新田佳浩選手が3位を獲得しました。

■談話
▼川除大輝 選手
本日のレースは20キロフリーでした。今大会から初めて行われたマススタート方式でのスタートでした。
序盤は体の調子が上がらず納得の行く滑りはできていませんでしたが、後ろから来る選手とのタイム差があまり開かずにレースを展開できました。中盤から終盤にかけて、体の調子が上がり後続の選手に約50秒差つけて勝つことができました。
そして、今大会でワールドカップ総合チャンピオンを獲得することができました。
目標だった総合優勝に手が届きとても嬉しいですが、一回で終わる選手ではなく何回でも総合優勝できる選手になれるようにさらにさらに頑張っていきます。
サポートしてくださった皆さん、応援してくださった皆さんありがとうございました。

[写真]川除選手の走り
(川除選手の走り)

[写真]ワールドカップのクリスタルトロフィー、メダルを手に
(ワールドカップのクリスタルトロフィー、メダルを手に)

▼新田佳浩 選手
今シーズンのW杯が全て終わりました。久々のスケーティングロングでベストパフォーマンスというわけではありませんでしたが、なんとか粘って6位に入ることができました。
アメリカ遠征で目標としていたW杯総合ランキングで3位を獲得できたことは自分自身の頑張りだけでなく、多くの方に支えられたことを忘れてはいけません。
ただ、北京大会後に自分自身が迷いながら続けてきたことで、本当に勝ちたい気持ちがあるのか?何を目標にしなければならないのかを改めて考えさせられたシーズンでもありました。
W杯は終わりましたが、まだ札幌で行われるアジア杯があります。
ウクライナ、カザフスタンといった強国も参加予定なので、良い形でシーズンが終われるように最善を尽くします。

[写真]新田選手の走り
(新田選手の走り)

[写真]レースを終えた新田選手と川除選手
(レースを終えた新田選手と川除選手)

▼長濱 一年
本日、アメリカ大会最終日、クロスカントリー競技20kmフリーが行われた。先日のレースと同様に立位男子の川除と新田が出場。
本日のレースはこれまでと違い、初戦スプリントと2日目の5kmフリーの成績を元にタイム差を換算し、新しいファクターを出しスタートを切ると言った珍しいやり方で行われた。そのため、川除は通常のファクターより少ないタイム差でスタートを切ることになり、不利な形ではあったが、前半からリズム良くスピードに乗り後続選手を寄せ付けず、そのままトップでゴールを切った。20kmという長距離に少し不安も抱えてはいたが終始レースを支配し素晴らしい滑りを見せ、エースの貫禄さえ感じられる内容であった。
新田はペース配分を考えながら終始安定したラップを刻み、後半追い上げを見せて6位でゴールを切った。諦めない姿勢を崩すことなく頑張ってくれたことを讃えたい。
また、川除に関しては、本日の最終レースを終え、ワールドカップ・シーズン総合チャンピオンにも輝いた。新田も本日のレース次第で総合3位に入る大一番のレースを見事やり切り総合3位でシーズンを終えた。日本チームから2人の選手がシーズン総合1位、3位を獲得できたことは大きな収穫あるシーズンとなった。
今シーズンも12月の開幕戦から本日の最終レースまで皆様からの多大な声援とサポートをいただき大きく飛躍できたシーズンとなり心より感謝申し上げます。我々は、今後もさらなる高い目標を持って進化できるチームをめざし頑張ります。


(川除選手に声をかける長濱監督)


(新田選手に声をかける長濱監督)

[写真]日本チームの選手、スタッフ
(日本チームの選手、スタッフ)

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