チームAURORAの岸澤宏樹選手が「杭州アジアパラ競技大会」に出場し、1500メートルと800メートルで決勝に進出する活躍を見せてくれました。
今日は岸澤選手の指導にもあたっている久保恒造選手にお話しを伺いました。

Q：岸澤選手が1500mは自己ベストで8位、800mは7位に食い込みました。
久保：今回の結果に関しては上出来と思います。好記録は条件が揃わないと出ないものなのですが、その中でもしっかりとチャンスをものにするところが彼の強みだと思っています。
800mのレースはまだ世界で戦える力は足りていないのですが、決勝に出場できたことはすごく評価できることです。

Q：直前合宿でのトレーニングの成果がありましたか？
久保：事前合宿に関しては、仕上げの位置付けで行いました。
昨年から取り組んできているトレーニングを、コツコツと、真摯に取り組んできた本人の姿勢が今回の成果につながっていると思います。

Q：今回のアジアパラで岸澤選手が戦った選手たちはどのような選手でしょうか？
久保：今回出場している中国やタイの選手たちは、世界の一線で戦っている選手たちです。岸澤選手はまだまだトップ選手との差がありますが、今回のようなレースをしていく中で、近い将来具体的なライバルが見えてくるのではないかと思っています。

Q：岸澤選手がもっと上を目指すために必要なことなど、どのような想定をされていますか？
久保：岸澤選手の強化プランとしては、年単位で掲げた目標をクリアしていくスタンスで行っています。内容は企業秘密になりますが、まだまだ強化できるところを明確にして、対応しています。
昨年から順調にレベルアップしておりますが、これからが大きな壁になってくると想定しています。

今後の目標は、2028のロサンゼルスパラリンピックを見据えた強化を行っていますが、パリパラが視野に入った以上、チャレンジをするべきと考えております。

岸澤選手、今後の益々の活躍に期待しています！久保選手、大会後のあわただしいなか、お答えいただきましてありがとうございます。
引き続き、皆さまの応援をいただけますようよろしくお願いいたします。