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世界の頂点をめざし、パラスポーツの裾野を広げたい!日立ソリューションズ「チームAUROEA(アウローラ)」の選手・監督が、日常の素顔から大会日記までをお届けします。

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パラノルディックスキーのカテゴリー分け

このパラノルディックスキールール講座では、パラスポーツのなかのノルディックスキーについて知りたい方のために概要を紹介しています。

パラスポーツでは選手のそれぞれの障がいの種類や程度を越えて、なるべく公平に競技ができるようなルールを作り上げているのが大きな特徴です。ここでは障がいの種類(カテゴリー)に関するルールを解説します。

質問1:パラノルディックスキーの競技ルールを教えてください

パラノルディックスキーでは、障がいの種類によって3つのカテゴリーに分かれて競技を行います。

さらに、同じカテゴリーの選手であっても障がいの程度が異なるため、障がいの程度によって「クラス分け」をしています。ここではまずカテゴリーについて紹介していきます。

質問2:障がいの違いによるカテゴリーとは何ですか?

パラリンピックや世界選手権などのクロスカントリースキー、バイアスロン競技は、座位、立位、視覚障がいの3つのカテゴリー別に行われるルールになっています。

[1] 座位カテゴリー
シットスキーに座った状態で、腕と上半身の力で推進します。
シットスキーは、2本のクロスカントリー用スキー板の上に座るための装置を取り付けたもので、材質や形状については規定上自由です。

座位カテゴリーの久保選手
座位カテゴリーの久保選手


[2] 立位カテゴリー
立った状態で2本のスキーを履き、それぞれの選手の身体が可動する部位によって、2本のストック、あるいは1本のストック、または、ストックなしでスキー板の蹴りにより推進します。

立位 カテゴリーの新田選手
立位カテゴリーの新田選手


[3] 視覚障がいカテゴリー
コースが全く見えない、または、ほとんど見えない状況の中で、先行するガイドランナー(伴走者)からの声かけなどでコースの情報を得てレースを行います。
ガイドは声(拡声器や無線の使用は可)を使った選手の誘導のみが許されていて、身体的な接触は認められていません。ただし、N1クラスの場合、ホールディングゾーンというエリアでは、ガイドがブラインドの選手に身体的に接触して方向を指示できます。

視覚障がいカテゴリーの井口元選手
視覚障がいカテゴリーの井口元選手

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