
2025年05月28日(水)[アウローラ]
パラノルディックスキーとは?
このパラノルディックスキールール講座では、パラスポーツのなかのノルディックスキーについてお知りになりたい方のために概要を紹介していきます。今回は、ノルディックスポーツの発祥、パラ競技ならではの特色などについて解説します。
選手を応援してくださるみなさん、また、 これから競技を始めたいと思っている障がい者の方や子どものみなさんにもスキー競技の面白さを知っていただきたいと思っています。
質問1:ノルディックスキーとはどのようなものですか?
ノルディックとは「北欧の」「北欧風の」ということで、ノルディックスキーとは、北欧のスカンジナビア地方と呼ばれる地域で発達したスキー競技のひとつです。北欧の人々が雪原を走ったり、狩猟などの生活の一部であったものが、速さなどを競う競技へと発展したものです。
ノルディックスキーは、オリンピック、パラリンピックともに最初から行われている歴史のある競技です。


質問2:パラ競技ならではの特色はありますか?
冬季パラリンピックの大会では、アルペンスキー、クロスカントリースキー、バイアスロン、スノーボード、アイスホッケー、車いすカーリングの6競技が実施されます。
チームAURORAスキー部の選手たちは、クロスカントリースキー、バイアスロン競技でパラリンピック大会や世界選手権大会などで世界の頂点をめざして活動しています。
パラスポーツの選手は一人一人の障がいの度合いが違いますので、成績を平等に評価するためにさまざまなルールが工夫されています。それは後ほど詳しく説明します。
(⇒カテゴリー分け)
(⇒クラス分け)

質問3:健常者の大会と比べて違いはありますか?
健常者の大会では距離(クロスカントリー)、飛躍(ジャンプ)、複合(コンバインド)の3競技を総称して「ノルディック」と呼ばれます。
パラ競技ではクロスカントリーとバイアスロンを併せて「ノルディック」と呼んでいます。
また、これまでパラノルディックスキー競技は国際パラリンピック委員会(IPC)が管轄していましたが、現在は健常者と同様の組織体制で大会を管轄するように変わり、クロスカントリースキーは国際スキー連盟(FIS)、バイアスロンは国際バイアスロン連合(IBU)に分けて管轄しています。
