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世界の頂点をめざし、パラスポーツの裾野を広げたい!日立ソリューションズ「チームAUROEA(アウローラ)」の選手・監督が、日常の素顔から大会日記までをお届けします。

世界の頂点をめざし、パラスポーツの裾野を広げたい!
日立ソリューションズ「チームAUROEA(アウローラ)」の選手・監督が、
日常の素顔から大会日記までをお届けします。

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パラノルディック選手のトレーニング

このパラノルディックスキールール講座では、パラスポーツのなかのノルディックスキーについて知りたい方のために概要を紹介しています。

チームAURORAのメンバーはパラノルディックスキーで世界をめざして切磋琢磨しています。ここでは日頃のトレーニングの様子を紹介します。
選手を応援してくださるみなさん、また、 これから競技を始めたいと思っている障がい者の方や子どものみなさんにもスキー競技の面白さを知っていただきたいと思っています。

質問1:どんなトレーニングをしているのですか?

オフシーズンはランニングをしたり、ローラースキーという60cmぐらいのスキーの形状の板にゴムのローラータイヤがついている器具を使い、実際のスキーのイメージにいちばん近いトレーニングを行います。そうすることで持久的な筋肉を作っていきます。

クロスカントリースキーの場合は特に持久力を養うトレーニングが必要です。一定の心拍数のもとに長距離を走りながら、柔らかい持久的な筋肉をつけていくトレーニングと、瞬発力やパワーを養うトレーニングをバランスよく行います。

ローラートレーニング中の 新田選手、阿部選手
ローラートレーニング中の 新田選手、阿部選手


ローラーエクササイズに励む川除選手 ターンの時にタイムロスしないなど、技術を磨きます
ローラーエクササイズに励む川除選手 ターンの時にタイムロスしないなど、技術を磨きます


ローラートレーニング後のリカバリーランニングの様子
ローラートレーニング後のリカバリーランニングの様子


バドミントンで瞬発力、身体の応用性を高める
バドミントンで瞬発力、身体の応用性を高める


SUPボードでバランスや体幹を鍛える
SUPボードでバランスや体幹を鍛える

質問2:普段はどこでトレーニングをしているのですか?

雪上でのトレーニングを大会まで何時間増やせるかが、海外の選手との差を縮めていく最大のキーポイントです。ヨーロッパの選手たちは近くに氷河があるので1年間通してトレーニングができる環境にいますが、日本の場合はシーズンが12月~3月位で限られていますから、雪が残っている場所をみつけて移動していきます。
日本国内では、青森県・長野県(信州)・北海道で合宿をしたり、海外ではドイツやフィンランドのスキートンネル、オーストリアの氷河などに海外遠征をして強化合宿を行なったりしています。

氷河でのトレーニング
氷河でのトレーニング


ドイツのスキーホールで
ドイツのスキーホールで
質問3:本番に向けてさらに強化トレーニングは行いますか?

本番直前にはJISS(国立スポーツ科学センター)や高地で低酸素トレーニングを行い、実際のレース会場の環境に合わせた調整するように努めます。
また、メンタル面においても配慮しています。結果を気にするあまり萎縮しないように、結果は結果としてあとはリラックスしてのぞめるようにします。また、勝負へのこだわりや執着心が発揮できるようなトレーニングを積んでいます。

JISSでのトレーニング
JISSでのトレーニング


パワートレーニング
パワートレーニング


登山トレーニングで持久力、足腰の強さを養う
登山トレーニングで持久力、足腰の強さを養う


フットサルで足もとの技術を磨く
フットサルで足もとの技術を磨く


大縄跳びはキツイけど楽しい!
大縄跳びはキツイけど楽しい!


「パラノルディックスキールール講座」メニュー
1. パラノルディックスキーとは?
2. クロスカントリースキーとは?
3. バイアスロンとは?
4. パラノルディックスキーのカテゴリー分け
5. パラノルディックスキーのクラス分け
6. 選手のトレーニング