
2008年01月20日(日)[荒井秀樹]
価値ある銅メダル 太田渉子表彰式
19日夜、ワールドカップを開催しているドイツの町、イズニー広場でメダリストを表彰するセレモニーが開催された。
ヨーロッパでは、屋外の広場で特設ステージを使ってコンサートや出店がでて、ワールドカップ出場選手やメダリストをお祝いしてくれている。
日本では、なかなか見られない光景だ。
人口数千人の小さな街だが、たくさんの人が集まった。コンサートがあって、いよいよ表彰式だ。
もちろん日本チームの選手も全員参加した。
アナウンスで渉子が紹介され、歓声の中ステージに上がった。
ロシア、ウクライナの選手と秒差で争ったレースだけに3位の価値は高い。クロスカントリーでは過去、トップ選手と大きな差をつけられていたが、このレース、僅かな差まで詰めている。
単身フィンランドに留学して2年目だ。
トリノパラリンピックのメダリスト、ユリア(ウクライナ)を破っての銅メダルだ。そして1位のロシアのアンナも、2位のウクライナのアレクサンドラも、太田渉子がすぐ背中まで駆け寄っていることに気づいているに違いない。
(クロスカントリーTDのルディさんとバイアスロンTDのピーターに祝福される太田渉子。副賞はIPCロゴ入りラベルの赤ワインだった。)
20日は、雪不足のため会場・予定も変更され、クラシカルレース10k、5kが行われるが、これからが渉子のスタートだ。
日本の皆さんの応援お願いします。