2008年08月12日(火)[荒井秀樹]
金メダルを夢見て
ここ、冬のニュージーランド。
昨日はマイナス14℃。
そして今日は雪だった。
インターネットをつなぐと、北京オリンピックで、
北島康介選手の金メダルのニュースが飛び込んできた。
「すごい!」
久保や新田も、
「次は俺たちだ」と決意を新たにしたに違いない。
2010のバンクーバーパラリンピックだが、もうそこまで来ている。
カナダチームも、熱の入ったトレーニングをしている。
雪の中、久保は2時間の持久走と、
登りのインターバルのメニューを消化し、
ぎりぎりまで追い込んでいく。
久保の特徴は、
辛くなればなるほど、
力を出すタイプで、
長距離選手の特有の能力を持っている。
そんな新人久保に、
神津選手(ブルボンスキー部)がアドバイス。
シットスキー選手は腕の使い方が命だ。
中央大学スキー部の鉢蝋(はちろう)選手が、
久保の肩甲骨のストレッチをサポートしている。
インカレ個人準優勝、リレー優勝メンバーの鉢蝋(はちろう)選手は、
今回、スタッフとして参加し、選手の輸送や食事、洗濯、ワックス、テクニックアドバイスと、
献身的に動いてくれている。
さすが、中大だ。
「はちろう君、ありがとう!」
ここスノーファームには、
秋田県連をはじめ、ブルボン、同和鉱業、秋田ゼロックス、自衛隊冬戦教(とうせんきょう)などの実業団チームと専修大学女子部の選手たちがトレーニングに来ており、にぎわっている。
食事も日本食のメニューですごしやすい。
時差も少なく、夏季合宿でのスキートレーニングには最適!
多分、日本では北京オリンピックで盛り上がっているに違いない。
でも、僕らもバンクーバーをみんなで夢みて、トレーニングに励んでいる。
全員が、心が一つになっている。
冬のニュージーランド、熱く燃えている。
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