2008年10月22日(水)[荒井秀樹]
カナダ、アメリカチームとタイムレース
ボッカティでトレーニングキャンプしているカナダ、アメリカチームとタイムレースを行った。
スキートンネル2.5kmコースを2周する5kmクラシカルレースで行った。
特にバンクーバーパラリンピックを目指すカナダチームは、地元開催でもあり気合いが入っている!
カナダから新人も参加していると、監督のキャスパーが教えてくれた。
カナダ政府からのパラリンピックカナダノルディックスキーチームへの年間強化助成金は、
今年度80万カナダドル(日本円で約7千万円)。
日本の環境とケタ違いで、驚いた。
16日の午前中、いよいよタイムレース。
やっぱり緊張感があっていい。
ボッカティスポーツセンターから借りたビブ(ゼッケン)で選手はスタートした。
(激走する長田選手)
結果は、
太田選手が5km17分33秒。
カナダの新人ジョビィ選手に1分近い差をつけた。
新田選手も5kmを14分20秒で、カナダの18歳、マーク選手に20秒差で勝った。
久保選手は、アメリカのクリス選手に30秒の差をつけられてゴール、5km16分29秒だった。
長田選手は、19分06秒だった。
今回は、全日本合宿でもあり、視覚障害者の鹿沼由理恵選手(リクルート)が合宿に参加している。
ガイドは、尾花沢スポーツ少年団のコーチで、太田選手のコーチだった伊藤コーチだ。
5kmを20分17秒でゴールし、カナダチームのコーチたちを驚かせた。
スキートレーニングを増やしていけばとても面白い存在だ。
バンクーバーパラリンピックでは、女子リレーの出場を実現したい。
(鹿沼選手と伊藤ガイド、スキートンネルの前で)
ボッカティでは、スキートンネルから外のコースにも出られ、選手たちのトレーニングにも力が入る。
いよいよシーズン目前だ。
ここフィンランド・ボッカティ。
来年1月に行われる、IPC障害者スキー世界選手権大会の開催地でもあるのだ。
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