2009年03月24日(火)[新田佳浩]
ウィスラーに戻ってきました
シルバースターからパラリンピックが行われるコースの熟知とストラクチャーのテストを兼ねて、ウィスラーに戻ってきました。
初日はボタン雪で、数分で全身びしょ濡れになるような天候でしたが、ここ数日は天候も安定していて、コースの日向と日陰による温度の違いやストラクチャーによる滑走性の違いもある程度傾向が出てきたように思います。
(ストラクチャーテストをしている様子)
またこちらに来て驚いたことは、様々な人がクロスカントリーのコースでスキーをしていることです。
正直、日本でクロスカントリーの常設されているコースに来るスキーヤーの多くが、選手としてクロスカントリーをしていて、ファンスキーや家族でクロスカントリースキーを楽しんでいる姿はなかなか見かけません。
カナダやヨーロッパでは、競技者からファンまで自分にあった体力で楽しむことが出来るクロスカントリースキーですが、日本ではなかなか普及していないのが現状です。
これは日本のスポーツは部活動を中心として『勝つこと』に重きを置いていて、社会人になると、競技者としてしか残ることが出来ないというジレンマがあるように感じます。
スポーツを楽しむこと、基本のようですが競技者になると普段忘れがちになります。『きれいな雪山を見つつ、太陽の暖かさを感じる』そんなことを基本に帰ることが出来る機会でもあります。
将来私が現役を引退したとき競技を応援しつつ、家族でクロスカントリースキーを楽しみたいと思います。
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