2009年12月28日(月)[新田佳浩]
忘れてはいけない言葉
12月16日に祖母が亡くなった。ノルウェーで大会直前に妻から連絡があり、悲報を受けた。あまりに突然だったのは、家族が「バンクーバーに集中してもらいたい」という思いがあったからだ。
10月17日に自宅で吐血。
そこから亡くなるまで2ヶ月入院生活だったのだが、祖母の入院生活は点滴から流動食を食べることができるまで回復し、祖母のために多くの方がお見舞いに来て、いろいろな会話をしたそうだ。
(祖母と一緒に)
そんな祖母が私にいつも言ってくれていたことがある。
「佳浩は人の2倍も3倍も努力をせんといけん。」そして「工夫をすれば何でもできるんじゃけん、諦めちゃいけん。」
週末、祖母の墓前で手を合わしたときにそんなことが思い出されて涙してしまった。
バンクーバーまであと80日を切った。
祖母の言葉を忘れることなく、「次は良い報告ができるよう」にと気持ちを新たにした。
「おばあちゃん、ありがとう。」