2012年11月22日(木)[新田佳浩]
祖父との想い出
11月16日午後10:04に祖父が亡くなりました。
ケガの責任を感じている祖父に金メダルを掛けたいという、私の競技にたいする原動力にもなっていました。
肺炎で入院する2週間前まで車を運転してゲートボールをして、夜にはビールと日本酒を飲み、お風呂の前にいつも決まった場所で日記を書く・・・
たまに帰ってくる私に「おぉ、よう帰ってきたなぁ」と笑顔で迎えてくれ。
「佳浩、ほれ」と片手に持ったビールを手渡してくれ、乾杯したこと。
帰京するときには家の前まで出てきて見送り「次はいつ帰ってくるんじゃ」といつも帰ってくることを楽しみにしていたおじいちゃん。
今まで当たり前だった光景が見られなくなってしまうと思うと、やはりさみしいとしかいいようがありません。
おじいちゃんは生前、「1人になって張り合いがなくなった。」と言っていたそうです。
そしてそんな張り合いや会話を求めて1人でコーヒーを飲みに出かけていたそうです。
(喫茶店『グリーン』)
葬儀後、父親と一緒に行くと祖父と同じ世代の方が多く集まって話をする姿が目に留まり、「祖父もこんな風にいろいろな人と話をしたくて来ていたんだなぁ」と思うと目頭が熱くなりました。
今月は精神的にも肉体的にも疲れましたが、来週からは旭岳で合宿。
そして再来週からはフィンランドでワールドカップが行われます。
なかなか気持ちの切り替えはできないかもしれませんが、シーズンは着々と迫っています。
まずは初戦のクラシカルミドルに向けて準備をしたいと思います。
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