2014年04月01日(火)[新田佳浩]
気持ちを新たに
バンクーバーパラリンピックから4年。
ソチパラリンピックで金メダルを目指すことを目標にしてきたチャレンジも、最高順位は4位と悔しい想いはありますが、これも勝負の世界。
勝者は1人。多くの敗者がいる。
仕方ないことではありますが、なんとしてでも勝ちたかった。
けれど、ロシア選手に圧倒されました。本当に強いの一言です。
コースレイアウト、雪の条件など、タイムで全てが評価できるわけではないですが、クラシカルロングで1kmでのスプリットタイムは、2分42秒。
バンクーバーパラリンピックで金メダルを獲得したクラシカル10kmのスプリットタイムは2分39秒。
今回優勝したRushan選手が2分32秒、3位だったVladislav選手が2分35秒。
この4年で世界は大きく競技力が向上していることが良く分かります。
ソチパラリンピックで閉会式のメッセージが「Impossible」ではなく、「I'm possible」だったように...
(閉会式でクラシカルのメダリスト、ロシアのRushan選手、Vladislav選手と共に)
ただ、そのような中でも入賞することができたのは、コースシミュレーションシステムでしっかりとイメージトレーニングができたこと。
現地ではワックスマン、日本チームが最大限の努力をして、不安な気持ちを持つことなくスタート地点に立てたこと。
そして今まで関わってきた多くの方が、精一杯の応援で後押ししてくれたことです。
本当に本当にありがとうございました。
そしてもう新年度。
新たなスタートのタイミングでもあります。
スタートはいろいろなものが変わりますが、今まで支えられてきたことは変えることなく、ただ次に向けて変えなければならないことはしっかりと変えてチャレンジしていきます。