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世界の頂点をめざし、パラスポーツの裾野を広げたい!日立ソリューションズ「チームAUROEA(アウローラ)」の選手・監督が、日常の素顔から大会日記までをお届けします。

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日立ソリューションズ「チームAUROEA(アウローラ)」の選手・監督が、
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チーム一体となって完成させたグリップワックス

ワールドカップ・フィンランド大会初戦のクラシカルレース10kmに出場した新田佳浩は、中盤の5km地点で3位まで追い上げをみせたが、惜しくも5位となった。


ライバルのイルカ選手(フィンランド)と最後まで接戦を演じ、前回のカナダ大会より、良い状態になってきている。
後は、ドイツ大会でのクラシカルレースで、どこまで追い込んで行けるかが課題だ。


[写真]クラシカルレース10kmに出場した新田佳浩
(クラシカルレース10kmに出場した新田佳浩)


今日の5位には、とても大きな価値がある。
その一つは、ワックスチームと選手、コーチが一体になってグリップワックスを完成させたこと。
長いダラ上りでは、ロシア、ウクライナやカナダ選手がスリップしている中で、グライドさせながらキックをできていたのは日本チームの選手だった。
この力が新田選手を3位まで上げることができた。
残り2kmでエネルギー切れになってしまい順位を落としたが、手ごたえを感じている。


[写真]7位の太田渉子選手。もっと大きく左腕をふれ!と檄を飛ばす
(7位の太田渉子選手。もっと大きく左腕をふれ!と檄を飛ばす)


シットスキー10kmの久保恒造は10位だった。このレースでは、今までの旧型のシットスキーをテストしてみたが、平地などで差を付けられている。
登りでは、トップと互角か、ほぼ同タイム。
明日は、新型シットスキーで臨む予定。
ソチ本番に向けて、ワックスや用具など、万全な態勢を作り上げていきたい。


今日出場した代表選手5名とジュニア選手2名は、持てる力を出しきったレースだったと思う。
明日はバイアスロン競技へも繋がるフリーテクニックのレースなので、チーム一丸となって臨みたい。


また、タイムチェックを担当している大平ヘッドコーチも、だいぶ慣れてきた。
勝呂スタッフと2名体制でタイムチェックできれば、正確な情報を走っている選手たちに伝えることができるだろう。


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