2015年03月24日(火)[荒井秀樹]
強豪参加のノルウェー大会 バイアスロン・パシュートで阿部友里香が表彰台に
2015 IPC クロスカントリースキー ワールドカップ最終戦ノルウェー大会、3日目のバイアスロン・パシュートでは、スタート時間を前日のスプリントレースの結果(順位とタイム差)と、障がいのハンデ(秒差に換算)を加味して調整し、ゴールした順番がそのまま最終的な順位となるレースが行われた。
「分かりやすく、見せるレース」が障がい者スポーツ競技でも増えていくだろう。
1発のペナルティーにつき1周150mを回る。女子選手で約25秒から30秒。
1回の射撃で5弾ずつ、計4回、全部で20弾。
スプリントレースでは、阿部友里香選手が悔しい4位、出来島桃子選手(新発田市役所)が5位だっただけに、ロシア、ウクライナの強豪選手とどう戦うか、注目された。
(阿部友里香選手の射撃)
阿部選手は、レース後のコメントで「今日のレースは1周目からしっかり呼吸調整をして射座に入った。最終射撃で初弾が出てこなかったりとアクシデントもあったが、身体も1周目から動いていたので、最終周もいつもより動かすことができた」と語っている。
(ガッツポーズがでた阿部友里香選手)
チームメイトの出来島選手との秒差になったが、勝負の世界、2人とも持てる力を出し切ったと思う。
阿部友里香選手は強豪が参加しているノルウェー大会での表彰台、価値ある3位だ。
4月以降バイアスロンの射撃トレーニングを強化していきたい。
(表彰式)