2016年04月21日(木)[荒井秀樹]
IPCワールドカップ札幌大会
先日、日本財団で日本障害者スポーツ協会(JPSA)の高橋常務、日本パラリンピック委員会(JPC)の山脇委員長と障害者スキー連盟(SAJD)の副会長をはじめ、関係者でミーティングを行いました。
札幌市が2017IPCノルディックスキーワールドカップの招致に立候補し、それを受けて、3月8日のSAJD臨時常任理事会で「連盟としても開催に向けて招致活動を開始する」ことが決定されました。
予算と執行体制が重要ですが、まだ多くの課題もあります。射撃場、銃刀法などバイアスロンの各関係機関との調整です。
開催時期は、平昌(ピョンチャン)パラリンピックのテストイベントが2017年3月15日前後に終了し、韓国からそのまま、札幌入りする計画です。
種目は、クロスカントリースキー競技とバイアスロン競技を行う予定で、もしバイアスロン競技が開催されると1998長野パラリンピック以来の開催になります。
ワールドカップの最終戦にあたるので、IPC年間総合優勝の争いもあり、シットスキー、スタンディング、ブラインドの男女、世界のトップ5以上の選手は全員集合するでしょう。
また、選手の総合ランキングで国別のパラリンピック出場選手枠が決まることもあり、エキサイティングなレースが行われると思います。とても楽しみです。
現在はソチパラリンピック大会のメダリストたちだけでなく、新しい強豪選手が台頭しているクラスもあります。
日本もさらに強化が必要です。
日本の障がい者スポーツの動きについて、高橋常務からも大変参考になるお話をお聞きし、有意義なミーティングでした。
(日本財団パラサポートに展示してあるウィルチェアラグビーの車いす。存在感に圧倒されます)
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