
2019年12月18日(水)[長濱一年]
ワールドカップ開幕戦 リレハンメルからのレポート!
皆さんこんにちは!
現在、ノルウェー・Lillehammer(リレハンメル)にてワールドカップ開幕戦の最中です。
リレハンメルといえば1994年に冬季オリンピックが開催された場所であり、私がオリンピック日本代表選手として初めて出場した懐かしのクロスカントリー会場です。
当時とは幾分景色は変わりましたが、当時のことを思い出しながら選手のサポートに毎日全力を注ぎ過ごしております。
12/12から始まったワールドカップ開幕戦となりますが、昨日12/16まではクロスカントリー競技が行われ、新田選手、阿部選手、川除選手が出場して世界の強豪相手に必死に闘っています。
今シーズンより強豪ロシアチームが3シーズンぶりにワールドカップへ参戦、ロシア勢の強さがものすごく目立つ大会になっています。
クロスカントリー競技最終日の昨日はスプリント競技が行われ、AURORAの選手も試合を追うごとに調子も上向き傾向で、ペース配分や駆け引きなどレース感覚を少しずつ取り戻しつつあるといった印象を受けました。
まだまだ本調子には至りませんが、新田選手は日本のエースの意地を見せ、決勝までコマを進め、決勝でもトップ選手と対等に競い6位入賞と健闘しました。本人はもちろん表彰台をめざして挑んでいたので、ゴール後、悔しさを滲ませる様子はありましたが、達成感すら浮かばせる仕草もあり、この時期にしては評価のできるレース内容でもあったと私は思っています。
(攻めある展開を披露する新田選手)
(6位入賞の新田選手とレース後スタジアムにて)
川除選手も決勝には進めなかったものの、予選を通過して準決勝にコマを進め、本大会1試合目と2試合目からのレース内容から比較すると、明らかに調子を上げてきている様子が伺えました。
(勢いよくスタートを切る川除選手)
阿部選手も2シーズンぶりにスプリント競技で予選を通過して準決勝へと進んだことで、幾分ホッとした様子で自信にもつながるレース内容であったと感じています。
(阿部選手の力走)
開幕戦を経験したことで、強豪ロシアを相手に今後どうやって闘っていくべきであるか、選手もそれぞれに感じている様子です。
試合はまだ始まったばかりです。焦ることなく、これからもシーズン中しっかりトレーニングを積み重ね、そして、試合を経験しながらレベルを上げて高いパフォーマンスを発揮できるよう取り組み、必ずや表彰台に立てるよう努力していきたいと思います。
(レース前の打ち合わせ)
(滞在先ホテルにて)
引き続き皆さんの声援をよろしくお願いいたします。
明日から阿部選手が出場するバイアスロン競技が始まります。
皆さんへ喜ばしい報告ができるよう頑張ります。