2013年01月23日(水)[新田佳浩]
ワールドカップ第2戦での成果と課題
アメリカで行われたワールドカップ第2戦が終了しました。
久保選手がバイアスロン3種目ですべて優勝、太田選手は出場したすべての種目で表彰台。特にバイアスロンショートでは、強敵Anna選手(RUS)を抑えて5年ぶりの優勝は世界選手権に向けて良い弾みになったと思います。
私自身はどうだったかというと・・・
フリーミドル:6位
クラシカルロング:2位
フリースプリント:5位
バイアスロンショート:4位
(クラシカル20km)
ロシア、ウクライナの選手が出場していなかったことを考えると、クラシカル以外でも表彰台に立ちたかったというのが本音です。
でも1つだけでも表彰台に立てたこと。
そしてバイアスロンショートの最終ラップはトップだったマーク選手(CAN)と同じタイムで回ることができたことは、ようやく明るい兆しが見えたように感じます。
実際、クールダウンをしているときにカナダのRobinコーチが「Very Good!!」と声をかけてくれました。
ただ、焦ってしまうと元に戻ってしまうので、「常に頭は冷静に!!」ということを心がけていないといけません。
年末年始である程度滑り込んだこともあり、身体の動きなど良い流れになってきてはいます。
ただ、課題ははっきりしています。
今大会でクラシカルのロングの1周(2.5km)のタイムが6:33。
このタイムと変わらないタイムで滑りきることができれば、20kmが52:24.0。
ところが20kmのタイムが、54:32.8。
2分以上タイムが遅れています。
ちなみに視覚障害クラスで優勝したBrian選手(CAN)は、2.5kmが6:38でタイムが52:00.2。
Brian選手は押さえ気味に入ったから、徐々にタイムを上げていくことができたのかはわかりませんが、私自身のタイムが遅れていったことは今後の課題です。
徐々に遅れたのが、入りのタイムが速かったからなのか?技術的な問題があったのか?ワックスだったのかを検証していく必要はありますが、最後までタイムが落ちないように滑りきることが今後の課題です。
2月に行われる世界選手権、そしてソチのプレ大会で、「スタートからゴールまでタイムが落ちることなく滑りきること」ができれば、海外選手にも負けないと思います。
今シーズンの最大目標は、3月16日のクラシカルロングで優勝。
残りの期間をどのように過ごすか。それで大きく成績が変わってきます。
自分ならできる。
その信念を忘れることなく、シーズン後半にもう1度気持ちを引き締めて頑張ります!!