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世界の頂点をめざし、パラスポーツの裾野を広げたい!日立ソリューションズ「チームAUROEA(アウローラ)」の選手・監督が、日常の素顔から大会日記までをお届けします。

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日立ソリューションズ「チームAUROEA(アウローラ)」の選手・監督が、
日常の素顔から大会日記までをお届けします。

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ワールドカップ第2戦での成果と課題

アメリカで行われたワールドカップ第2戦が終了しました。
久保選手がバイアスロン3種目ですべて優勝、太田選手は出場したすべての種目で表彰台。特にバイアスロンショートでは、強敵Anna選手(RUS)を抑えて5年ぶりの優勝は世界選手権に向けて良い弾みになったと思います。


私自身はどうだったかというと・・・


フリーミドル:6位
クラシカルロング:2位
フリースプリント:5位
バイアスロンショート:4位


[写真]新田佳浩選手
(クラシカル20km)


ロシア、ウクライナの選手が出場していなかったことを考えると、クラシカル以外でも表彰台に立ちたかったというのが本音です。


でも1つだけでも表彰台に立てたこと。


そしてバイアスロンショートの最終ラップはトップだったマーク選手(CAN)と同じタイムで回ることができたことは、ようやく明るい兆しが見えたように感じます。


実際、クールダウンをしているときにカナダのRobinコーチが「Very Good!!」と声をかけてくれました。


ただ、焦ってしまうと元に戻ってしまうので、「常に頭は冷静に!!」ということを心がけていないといけません。


年末年始である程度滑り込んだこともあり、身体の動きなど良い流れになってきてはいます。


ただ、課題ははっきりしています。


今大会でクラシカルのロングの1周(2.5km)のタイムが6:33。


このタイムと変わらないタイムで滑りきることができれば、20kmが52:24.0。


ところが20kmのタイムが、54:32.8。


2分以上タイムが遅れています。


ちなみに視覚障害クラスで優勝したBrian選手(CAN)は、2.5kmが6:38でタイムが52:00.2。


Brian選手は押さえ気味に入ったから、徐々にタイムを上げていくことができたのかはわかりませんが、私自身のタイムが遅れていったことは今後の課題です。


徐々に遅れたのが、入りのタイムが速かったからなのか?技術的な問題があったのか?ワックスだったのかを検証していく必要はありますが、最後までタイムが落ちないように滑りきることが今後の課題です。


2月に行われる世界選手権、そしてソチのプレ大会で、「スタートからゴールまでタイムが落ちることなく滑りきること」ができれば、海外選手にも負けないと思います。


今シーズンの最大目標は、3月16日のクラシカルロングで優勝。


残りの期間をどのように過ごすか。それで大きく成績が変わってきます。


自分ならできる。


その信念を忘れることなく、シーズン後半にもう1度気持ちを引き締めて頑張ります!!


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