2009年11月09日(月)[荒井秀樹]
スキートンネルに響く久保恒造の気合い
フィンランド合宿、太田渉子、新田佳浩が黙々と走り込む中、
久保恒造は、スピードトレーニングを入れた。
スキートンネルの最後の登り160m、
ここを10本。
(トンネル内に久保恒造の声がこだまする)
昨年の合宿と同じコース、同じ距離で行った。
シットスキー選手を強くする急な登り坂のインターバルだ。
1本目から、腕にくる。
しかし今年の久保恒造は、昨年とフォームも違うし、
タイムも違う。
実に6秒以上も短縮している。
(昨年より6秒近く短縮している)
(しっかり重心をかけ、大きく力強いストロークをめざす)
(後半の登り、ここからが勝負だ)
そして、何よりも違うのは、
昨年は、「借りてきた猫のようにおとなしく・・」滑っていた久保恒造だが、
今年は、自分のための専用コースと思わせるような快走ぶりだ。
トンネル内に、久保恒造の気合いを入れた声が響く。
遠くにいる僕にも、その声が聞こえてくる。
練習後の帰り道。
宿舎前の遊具で、
必ず懸垂をしてから、部屋に入る久保恒造。
強くする秘訣は、こんなところにもあるのだ。
(部屋に帰る前、必ず懸垂をしてからあがる久保恒造)
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