
2012年10月12日(金)[荒井秀樹]
ソチ直前合宿の候補地探し
2014年ソチパラリンピックの直前合宿の候補地を検討しています。
新田佳浩選手が、ロンドンオリンピック・マラソンに出場した藤原新選手のスタッフの方から、オリンピック本番までの直前合宿の様子やレースを振り返っての総括など貴重な話を聞けたそうです。
日本においても、オリンピックとパラリンピックの選手やコーチたちの交流がどんどん増えれば、お互いに強化が進むと感じています。
その話の中で、藤原新選手がスイスのサンモリッツでいいトレーニングができ、クロスカントリースキーのコースもあるし、標高も1800mで高所順応することもできるので、「直前合宿地として、いいのでは?」とアドバイスをもらい、検討することになりました。
スイスのサンモリッツは標高が1800m以上ありながら、冬でも気候が安定していて、車いす対応のホテルも多く、バイアスロン施設やトレーニングジムがホテル横にあることも、非常にいい条件のようです。
実際に見てみたいと思ったので、IPCのTDセミナー後、電車でサンモリッツを回ってみました。
サンモリッツは、ヨーロッパのリゾート地ですが、夏の陸上選手たちも合宿に訪れていて、日本の実業団選手も多いところです。
クロスカントリースキーコースやトレーニングジムなども無料で使用でき、バイアスロンのエアーライフル射場も作ってくれるとのことで、練習する環境はいいかもしれない、ただ、交通の便などもあるので、総合的にソチパラリンピック直前合宿候補地を選んでいきたいと思っています。
また、夏にもサンモリッツは合宿地として最高ではないでしょうか。
(雪マークがあるコースはクロスカントリースキーコースにもなる)
(ホテルにあるクロスカントリースキーのワックスルーム)
(機器が揃っているトレーニングジム)
(事前に提出するとジムを利用できる)
(コース途中でサーキットトレーニングもできる)
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