2016年02月09日(火)[荒井秀樹]
レース前のワックステスト
韓国でのIPCアジアカップのレース前日、ワックステストを繰り返しました。
人工雪であるピョンチャンの情報は把握していました。
(ワックステストを繰り返します)
(二人で測定します)
チームミーティングでは佐藤勇治ワックスコーチから
「よく選手から『ありがとうございます、滑りました』とお礼を言っていただけるのはうれしいのですが、選手が実際に感じたことを、ありのまま教えてください。そうでないと、本当に良いスキー板を作れません。」
と選手に対してコメントがありました。
スキー板を仕上げるにもコミュニケーションをとることが大切です。
また、長濱コーチと佐藤コーチになってから、ワックステーブルの上や一つひとつの用具、銀ボックスの中もそうですがワックスキャビンもきれいに整理整頓することができるようになりました。
パラチームのワックス用具を最初に見た時、とても驚いたそうです。恥ずかしい限りです。
それ以降は、部屋を片付けるよう、選手にも指導しています。
(コーチの配置を決めました)
ワックス作業のコーチたちとジャンプ台の食堂でランチしました。
全部が辛かったです・・・
(ジャンプ台にある食堂)
(美味しいけど辛いです)
(韓国のおでんです、辛い)
IPCアジアカップからチームトレーナーとして加藤直子さん(マークス)が帯同しました。
長濱コーチの大学時代のスキー部後輩の方からのご紹介でお願いすることができました。
パラリンピックやデフリンピックにも帯同経験があるマークス所属のトレーナーさんです。
選手のケアだけでなく、総務的なことや、こまめに動いてくれています。
クロスカントリースキーの経験はありませんが、勉強を重ねていってチームワークを築き上げていければと願っています。
大会中も本格的に選手の体調をチェックしてくれました。
(トレーナーの加藤直子さんがクロカンスキー初挑戦です)
また、日本スポーツ振興センター派遣のスポーツ栄養士渡邊香緒里先生から、炭水化物の摂り方についてレクチャーを受けました。
(JSC栄養士の渡邊先生です)
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